シマトネリコは伸びる樹です。
シマトネリコははっきり言って伸びるのが早い樹です。植えた時の樹高、枝張りをキープしようと思ったら、年1回は絶対剪定が必要です。伸びない樹はありませんので、伸びてきたらお手入れをしっかりしてあげましょう。
※ H28.9、一番下に追記を記載しておきました。(根っこについて)
シマトネリコってどんな樹
最近人気のシマトネリコですが、簡単に言えば
『和洋どちらにも合わせやすい樹』です。どこに植えても違和感のない樹。
常緑樹で一年通して葉がついていますが、暖かい地方の木(台湾や沖縄)なので、
関東より東だと冬に葉が落ちる可能性があります。
シンボルツリーとしても活躍しますし、簡単な目隠しとしても利用されます。
成長は早く、土壌や環境が良ければ大きくなりやすいです。
ただ、強く剪定することができるので、コンパクトにまとめることも可能です。
価格帯は成長も早いこともあって、高さ2mほどで樹形を気にしなければ数千円で手に入ることもあります。良かったら植えてみてください。
シマトネリコを植える場所は?
シマトネリコはガンガン日が当たる所よりは、柔らかい日差しが当たるぐらいのところの方が葉やけの心配がなくて葉の色は綺麗にでます。原産地は熱帯地方なので暑さには強く、寒い地方だと半落葉になることが多いようです。
根付くまでは、水やりはたっぷりあげましょう。根付いてからは極端に乾燥していなければあげる必要はありません。
シマトネリコは樹高はどのくらいまで成長するの?
場所が良ければ15mぐらいまで行くみたいですが、山のような環境じゃないとたぶん無理だと思います。植え付ける時は、2mから3.5mぐらいの大きさが流通量も多いです。
最低年一回は剪定してあげましょう。樹形も整いますし、大きくなりすぎて手がつけられなくなるリスクが減ります。シマトネリコは成長が早く大きくなる樹ですので、1年ほったらかしだと、かなり大きくなります。手入れできる大きさのうちに剪定してくださいね。
シマトネリコの日々のメンテナンスで必要なことは?
夏場乾燥が続くようなら水やりする。伸びすぎないように気づいたら切るようにすることです。切るのは簡単なのでバシバシ切った方がコンパクトに整います。3m~4mになると一般家庭でできる人が極端に減ります。2m~3m以内におさえて、少し脚立にのぼって切れる範囲にしましょう。
シマトネリコの名前の由来は?
島にある、トネリコ(トネリコという木です)で、シマトネリコらしいです。ほんとかどうか疑わしいですが。ちなみにトネリコは、落葉樹ですのでご注意を。
シマトネリコのあるある
- 枯れた報告がほぼないので強い
- 自分で剪定できないぐらい大きくなったといわれる
- 病害虫の報告が少ない(芋虫がいたぐらい)
- 小さい花の掃除が大変
- 種が落ちて至る所からシマトネリコが生えてくる
- 屋外の半日陰にあると、葉の緑が濃くなり、モサモサに茂る
- お施主様に『シマネトリコ』と言われたときにさり気なく訂正するか迷う
メンテンナス頻度 少ない
価格 比較的安価
成長の度合い 早い
といったところです。成長は早いですが、手がかかるのは剪定のみです。すぐ伸びるので失敗しても修正ができます。シンボルツリーとして活用できる主役になる木です。お庭に一本入れてみたらいかがでしょうか。
※追記 H28.9
葉の成長も早いですが、同時に根の成長も早いです。花壇に植えていたシマトネリコの根が、花壇のレンガを壊し、土間コンクリートを持ち上げたという事例もありましたので、参考になればと思います。
根はいつも見えない部分ですが、5年や10年後に影響が出る可能性もありますので、植える場所、花壇レンガなどは十分余裕をもった場所に植樹することをお勧めします。
わからないことは聞いてくださいな。
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