新年度を迎えるにあたって気分も明るく、木々の新芽も出始める季節になりました。
この記事を書いている今は3月です。私は花や新緑が見れる春が大好きです。でも最近は花粉症のため、くしゃみが止まりません。花粉だけ早く過ぎ去って欲しい・・・。現場に行くことが多い仕事なので、致命的でなんです。うぅぅぅ。
さて、建築中の方も、これから建築される方も検討してほしい駐車場についてまとめてみました!!!できれば建て始める前に見て参考にしてみてください。
駐車場の適正な寸法はどれぐらいか?
幅2.5m、奥行5mあれば日本で流通している車の大半は駐車することができます。ただ、駐車場は車を駐車するだけではなく、人の乗り降り、ドアの開閉、荷物の積み下ろしなど、スムーズに人が動ける動線を確保してあげることが必要になります。
理想的な駐車スペースとしては、
幅3m、奥行6mが確保できると、ミニバンのバックドアを開閉できたり、お子さんがいる方も余裕をもってドアの開閉ができるスペースができます。
外構工事の中で占める面積は、駐車場が一番大きいです。一番面積を占めるところだからこそ、基本的な知識が必要だと思います。
私は田舎の上に車がないと生活できない地域なので、交通機関が発達した都会の方は違うかもしれませんw
車種によって大きさはまちまちですが、軽自動車しか乗らないからといって小さく作ってしまうと、来客者が来た時に停められない可能性もありますので注意が必要です。
例えば、軽自動車の大きさには規格があります。
長さ 340㎝、幅 148㎝
数字にしてみると結構小さい事がわかると思います。
国内で長そうな車と言えば、アルファード/ヴェルファイアを良く見ますよね。
長さ 493,5㎝、幅 185㎝
軽自動車と比較してみると、長さも幅もかなり大きいので、軽しか止められない大きさの駐車場だと道路にはみ出すのは間違いありません。
(リフォーム一括無料見積りプロモーション【リショップナビ】)
駐車場の勾配はどれぐらい必要なの?
1.5%、~2%がベストだと思います。ただ、敷地の高低差がある場合はお客様との打ち合わせの中で勾配を決めていきます。
なんで勾配が必要なのかというと、平らだと水たまりができてしまうからです。人の手で均されていますので、数ミリの誤差が出る場合があります。それが水たまりの原因になります。
%表記だとわかりにくいので、実際どれぐらい高低差が出るのか見てみましょう。
奥行方向に勾配を付けるとして5mの駐車場でみていきましょう。
1.5%の場合 7.5 ㎝
2%の場合 10㎝
3%の場合 15㎝
5%の勾配の駐車場となると目で見てきつい勾配だとわかるぐらいなので、外構工事の際は駐車場の勾配ぐらいは施工する人に聞いた方がいいと思います。毎日使う場所なので、使い易いように設計するのが一番です。ただ、敷地の状況によっては厳しい勾配になることもありますので、一概に2%に抑えなくてはいけないと思う必要はないという事も念頭に置いてください。
実際に工事をさせていただいた印象からすると、駐車場の勾配まで考えて、住宅の高さ(GL)を設計してくれるハウスメーカーは少ないかもしれません。基礎知識として、2%の水勾配が必要だということだけ覚えておいて損はありません。
まとめ
駐車場に必要な幅は
2.5m~3m
奥行は
5m~6m
最低でも必要な勾配は、
1.5%~2%
5%以上だと結構きつい勾配になりますので注意してくださいね☆
それでは!!!