嘘はつけない庭屋の本音

外構・庭・エクステリアを通して笑顔になる庭が増える努力をしています。

エクステリアプランナーって実際どんな仕事しているの?

エクステリアプランナーの仕事に就いてから、早くも10年たちました。

外構やエクステリアプランナーを目指している方に届いてくれたらと思います。

 

 

エクステリアプランナーの仕事はキツイ?

メインの仕事は、営業、設計、現場監督になると思います。仕事量は来客量に比例しますし、朝は早くから職人さんと打ち合わせが必要、昼に現場管理して、夜に図面を描いているときもあります。

 

会社によって担当させる範囲が変わりますので、あくまで私の会社の話です。プランしながら、営業して、現場作業している人もいますし、設計がメインな人もいらっしゃいます。全ての会社を知っているわけではありませんが、一概に範囲が決まっていない仕事なのかもしれません。

 

平日のルーティンは、

朝7時半ぐらいに会社に出勤、

8時ぐらいから現場回り、

10時ぐらいに戻って少し事務仕事とCADオペさんに仕事振り分け、

12時昼食

13時から現地調査と現場回り、

夕方会社に戻って図面と見積もり。

打ち合わせに間に合わないようだったら残業。

 

というのが大体の流れですが、現場作業の中では、イレギュラーなことは日常茶飯事ですし、だいたい全ての判断を自分がしなければいけなくなり、職人さんやお客様などで電話が鳴り続けるという事態もあります。

 

土日は、打ち合わせしていることが多くて、1時間半おきに1日中打ち合わせすることもあります。マックスで8件ぐらい外構の打ち合わせしたことがありますが、もう後半ヘロヘロでうまく喋れなかったので、2度としないと心に決めました。

 

 

どんな外構屋さんがあるの?

外構屋さんを検索すると結構な数の店舗が出てくると思います。大企業と呼べる企業は少ないと思うのですが、小さな会社は数多くあります。造園業からきた会社や、土木業からきた会社など、様々な業者さんがありますので、会社を選ぶ際にはどこに重点を置いた会社に入るかを考えてから、募集していきましょう。

 

設計を重視した会社なのか、工事に重点を置いてシンプルな設計だけの会社なのか等々、種類は豊富ですので、応募するときはじっくり見極めたい部分です。

 

中小企業では、福利厚生や給与面、その他待遇に関しては、期待できない場合も多いです。同族経営の場合も多いので、入社してからゾッとすることもあるかもしれません。入社面接の時には、他の社員と話してみたり、会社の雰囲気を感じてみましょう。

 

私は最初の会社に面接に行った時に、先輩社員から

『他にも仕事はあるから別の仕事にしてみたらいいんじゃない?』

ていうので、何言ってんだろこの人って思ってましたが、実は忠告でした。無視して入社たら結構なブラック企業でした。

 

それでもこの仕事を続けたい。エクステリアプランナーをやってて良かったと思える瞬間とは?

エクステリアプランナーになってから、上司や職人さん、お客様にも厳しいこと言われたこともあります。職人さんには、『お前なんか辞めちまえ!!!』まで言われたこともあります。

でも工事が終わった時、お客様から

『あなたに頼んで良かった』

お金払ってもらって、自分の好きなデザイン作らしてもらって、その言葉をもらえたら感無量です。感謝の言葉をいただくと未だに涙が出そうになります。

 

決して簡単な仕事ではないし、イレギュラーばかりで嫌になる時もあります。コミュニケーションとるのが難しい人にとっては不向きです。お客様の意向、職人さんの意向、会社の意向、すべてコントロールしていくような存在が、向いているのかもしれません。向き不向きはありますが、とてもやり甲斐のあるステキな仕事だと思っています。

 

 

就職かんがえている人や、外構やってみたいけど不安で。。。という方は、コメントかTwitterでDMくださいねー。わかる範囲でお答えします。

 

一人でも多くの人にエクステリアの楽しさを知ってもらいたいと思っています。