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失敗しない!!!外構工事にお金がかかる敷地を知ろう!!!

失敗しない!!!外構工事にお金がかかる敷地を知ろう!!!

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家づくりの最後に必要な外構工事、外構工事の費用も数百万円かかることも・・・。

最後の最後になって「こんなに外構工事にかかるなんて思わなかった」ということがないように知識として知っていただけたら外構工事の費用を残しておくなど対策もとることができます。今回はどういった敷地の場合に費用が多くかかるのか簡単に解説していきたいと思います。

 

高低差がある敷地

高低差がある敷地だと、階段を作る必要がある場合や土留めを作る必要があります。土留めを作るには、ブロック塀や基礎を作らなければならず、平坦な敷地に比べると費用が多くかかります。

単純に道路より高い敷地の場合

駐車場が道路と同じ高さで、住宅は高いところにあるような2段階で作られている分譲地では、分譲の際に土留めを作ってくれている場合もありますが、後施工の場合には外構工事で費用がかかります。高低差が1m以上あるような場合には費用も多くかかってしまい、こんなはずでは・・・となってしまう可能性もあります。

アプローチには階段を設置する必要もありますので、デザイン的には高低差があって面白い外構ができるかもしれませんが、費用の面では少し高価な外構になりがちです。

道路の左右に高低差がある場合

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左右で高低差があるような敷地では、駐車場部分をなるべく平坦にするためにブロックを積んで、左右の高低差を解消するような場合もあります。低い方はブロックを積んで花壇にすることもあり、駐車場を多く考えている場合では駐車できる車の数に限りがある場合もあります。低い方のドアが開きすぎてしまったりする可能性もありますので、注意してください。

 

前後で高低差がある敷地だと、敷地を区切る基礎が、斜めに施工してある場合もあります。斜めに基礎があるとブロックを積むことが難しく、斜めにカットしながら施工することになり通常よりも費用が多くかかる可能性があります。

以前、境界のブロックが斜めに見えたことがあって、よくよくレベルで確かめてみると、斜めの基礎の上に、斜めにそのままブロックを積んでいることがあってある意味器用な積み方だなって思っていました。もちろんフェンスも水平ではなく斜めに施工してあったので、違和感は感じましたがどうやってその角度出したのか教えてほしいなって思ったことがあります。

広大な敷地

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都会や中心街などでは可能性は少ないですが、土地の価格が安い郊外では比較的広い面積の敷地を売られています。土地は広ければ広いほど良いと思いがちですが、広ければ広いほどメンテナンスにお金がかかります。広いから砂利敷きと防草シートだけになってしまっては、使われない土地となってしまい、宝の持ち腐れです。広ければ広いだけ費用が掛かりますので、その土地の広さが本当に必要なのか考えてみてもいいかもしれません。予算が足りないから、一旦現状のままで置いて後で自分でなんかしようって考えていると、草だらけになって大変なだけです。

既設物がある敷地

既設物がある敷地は結構大変で、境界がブロック塀が朽ちてきている場合なんかは解体する必要がありますし、新しくブロックを積んだり、基礎から作り直す場合もあります。新しい分譲地だと解体する必要もないですし、土の中から廃棄物が出てくることもありません。私が一番衝撃的だったのは、駐車場になる場所の土を掘削していると、土の下からコンクリートが出てきたことです。もともと倉庫として使われていた土地だったようで、基礎コンクリートが埋まっていたようです。撤去費用は不動産屋の方に話をして出してもらいましたが、施主の負担になることもあるようですので、もともと何かあった場所に建てる場合には注意が必要です。

 

敷地のまとめ!!!

土地が安いのには訳があること多いです。この土地で外構どれぐらいかかるのか、ハウスメーカーに聞いて大体の予算を知ることも大切です。

ただ、昔から外構工事は100万円という謎の予算組みをするハウスメーカーもいますが、100万円で外構全体を施工できる敷地の方は限りなく少ないです。100万円ぐらいでできるという営業がいたら外構屋に概算でもいいので見積もりを出してもらいましょう。

 

みなさんの外構工事が幸せにできますように!!!

できる限りは答えますので、不明なことはコメント欄へGO!!!