嘘はつけない庭屋の本音

外構・庭・エクステリアを通して笑顔になる庭が増える努力をしています。

実際、人工芝と天然芝どっちがいいの?

お庭デザイナーの眞野です。

庭に欲しいモノといえば、芝生!!!芝生と言えばお手入れ大変!!!

だけど、皆さんの庭には緑を入れてほしい!!!

 

という訳で、天然芝と人工芝のメリット、デメリットを挙げていきたいと思います。庭に緑を入れる際の参考になれば幸いです。

 

人工芝を取り入れるメリット

 まず第一には、お手入れがほとんど必要ありません。天然の芝生と比べると天と地ほどの差があります。私もそうですが、夫婦共働きで休みの日はお出かけしたいし、芝刈りに費やす時間がとっても惜しい。。。でも庭に芝生スペースは欲しいし、芝へのあこがれが捨てきれないという方にはおすすめです。天然芝は夏、2週間に1度休日を使って芝刈り、日照りが続けば水やりが必要です。慣れてきたら、目土入れやエアレーションなど、芝が枯れてきた秋・冬からの仕事もあります。いい芝生にしたい方は、それなりに努力が必要ですね。

 人工芝のメリットの7割ぐらいは、お手入れの軽減だと思います。後の3割は、細かい部分ですので、列挙していきたいと思います。

  • 寝転んでも土がつかない
  • 芝生の雑草によるアレルギーがない
  • 水やり芝刈りがない
  • ゴミが出ない
  • 目土がいらない
  • 日当たりを無視できる

ほぼお手入れに関することですが、人工芝の良いところはローメンテナンスで、常に緑を見ていられる部分ですよね。逆を返せば、冬なのに緑が茂っているという違和感を感じるかもしれません。設置場所を選ばないという点も人工芝の良い所です。北面の緑化にも役立ちます。トータル的な費用だと、人件費、芝刈り機、エアレーション、水やり等を考えると総合的には安くなるのではないかと思います。

 

人工芝を取り入れるデメリット

  • 費用面で初期投資が嵩む〈天然芝と人工芝では10倍前後の費用差〉
  • 冬なのに青々とした芝生が見える
  • バーベキューなどの火種が落ちると溶ける
  • 経年劣化が起こる

 初期投資に費用がかかります。しっかりとした人工芝ライフを過ごすには、下地の浮陸を調整したり、クッション材を入れたりと準備が必要なんです。そして良い人工芝は質感や芝が寝てしまうのを軽減するものが入っていたりと、高価になりがちです。季節感を害する可能性がありますが、汚らしく放置された芝よりは綺麗だと思います。デメリットとして挙げられるものは、人工物特有の良くない点ですので使用する際は注意が必要です。バーベキューは人工芝ではないところでやりましょう。

 

天然芝にした場合のメリット

  • 自然と調和した四季を感じられる
  • 土の香りを感じられる
  • 比較的安価に施工できる
  • 人工芝にはない魅力がある

 天然芝にした場合は様々な敷材の中でも、安価に施工できます。広い面積を施工する場合はとても重宝する敷材です。芝生は紅葉するわけではありませんが、春から夏にかけて成長して、冬は枯れ、また春先に新しい芽がでてきます。しっかりと刈り込み、お手入れをすれば裸足で歩いて気持ちいい芝生にすることが可能です。刈れば刈るほど愛着もわきますし、素敵な芝生になっていきますよ。

 

天然芝にした場合のデメリット

  • 手入れに時間がかかる
  • 芝刈り機や目土、エアレーション等のコストがかかる
  • 草が生える
  • これから芝生と共に生きるという覚悟が必要

 天然芝のデメリットはやはり、芝刈り、水やり等に割かれる時間が多いことです。かといって手入れをしなければ残念な芝生になってしまうので注意が必要です。お手入れを含むトータルコストで考えれば、人工芝も天然芝もそこまで大きな差はないです。

 

結局、天然芝と人工芝のどっちがいいの?

 マイホームを持つ年代は20代後半から40代前半が多いと思います。働き盛りの方々が、休日も芝刈りやお手入れをしなければならないとなると、半日はつぶれてしまいますよね。人工芝にすれば時間に余裕ができ、お庭を楽しむことができるんじゃないかと思います。せっかくの休日は、疲れを癒しながら、家族との時間を過ごしてほしいです。また、いずれお手入れをしなくなるのであれば、最初から人工芝にした方がいいと思っています。時間的に余裕がある方や、芝生の成長を楽しみながら育てたいという方は天然芝にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?愛着もわきますし、人工芝にはない魅力は絶対にありますよ!

 

 

さてさて、人工芝、天然芝の良い所、悪い所を挙げてみましたが、もっともっと詳しくという方はコメントください。お待ちしています!!!

常緑樹と落葉樹の違いって何? 植木の選び方

 お庭が大好きな眞野です。今回は植木を選ぶ際に重要になる、常緑樹と落葉樹についてまとめてみました。意外と単純ではない常緑樹と落葉樹の違いについて掘り下げていきましょう。知っている人も知らない人も、興味がない人にも読んでもらえるような文章を心がけます。お庭が好きになる人が1人でも多くなるように頑張って書きますね。

 

常緑樹・落葉樹・半落葉樹に分けられる

 樹木は、葉の性質によって常緑樹、落葉樹、半落葉樹に分類されます。半落葉樹は聞きなれない言葉だと思います。シマトネリコという樹は常緑樹に分類されることが多いですが、実は半落葉樹です。関東よりも北では、冬の寒さで葉を落としてしまいます。

 常緑樹は、1年を通して葉が残っている樹のことを指します。例えばマツや、杉は常緑針葉樹です。冬でも山の景色に緑があるのは、常緑樹のおかげです。

 落葉樹は秋に紅葉する樹が代表的です。

 

ちょっと珍しい、人気になりそうな常緑樹

 常緑樹は読んで字のごとく、常に葉がついています。冬場に枝だけでは寂しい場所や、目隠しが欲しい部分に良く植えることが多いです。常緑樹と落葉樹のどちらがお手入れが簡単かと聞かれることが多いですが、個人的には、掃除に関して言えば落葉樹の方が年一回落ちるだけなので、楽です。常緑樹は葉が落ちないと考えている方もたまにいられますが、新芽が出てくる季節には葉が落ち始め、古い葉との入れ替わりがおき落葉します。寒くなり始めにも少し葉を落とす常緑樹もあります。どちらも葉を落とすので、晩秋にまとめて葉を落としてくれた方が落ち葉を掃除するには簡単なのではないかと思いますが、いかがでしょうか?

 

さて常緑樹にもいろいろ種類はありますが、常緑樹で有名な樹といえば、

などが挙げられますが、あえてマイナーなところを紹介します。ジワジワきてそうな樹木にスポット当ててみました!

 

フェイジョア

 

 

 フトモモ科の常緑低木のフェイジョアですが、実は実が付きますし、食べられます。ニュージーランドではヨーグルト等にも加工されて広く流通しているらしいです。私、生で食べたことがあるのですが、決しておいしくないのでどうしても食べたい人はジャムにして食べてみるといいかもしれませんね。

  耐寒性も高く、成長が遅いので、生垣や庭木としての需要がもっとあってもいいのですが、ちょっとマイナーなのかあまり普及していません。日本では北関東ぐらいまでであれば露地栽培ができるので、今後に勝手に期待しています。

 

 

葉が落ちた後も美しい落葉樹

 落葉樹 とは毎年秋口になると葉が枯れて落ち、越冬して春先に新芽を出す樹木のコトと定義されています。公園にある樹では、桜、もみじなどが落葉樹になります。植える場所は、夏場は日影が欲しいが、冬には日差しが欲しいリビングの前や、紅葉を楽しみたい庭先などがおすすめです。春先に新芽を出し始めて、夏を超えたら徐々に紅葉し始めて、晩秋に葉を落とす樹木が多いです。代表的な落葉樹だと

などが挙げられます。落葉樹は冬になると葉がなくて少し寂しくなりますが、樹形の綺麗さを楽しむことができます。

例えば

アオダモ

 アオダモは樹形の綺麗さが魅力的です。もちろん紅葉もしますし、小さい花も付きますが、冬場のなんとも表現しがたい自然樹形がとっても美しい。そして何よりも話のネタになるのが、この樹は固くて粘りのある樹なので、その柔軟性からバットの原料として使用されています。野球部だった人にはお勧めですね!

 最近人気の雑木の庭には重宝される樹木です。そこまで強めの剪定はせずに、自然の樹形を楽しみながら育ててあげることがおすすめです。

 

 

植木の選び方

 植木を選ぶポイントは、

  • 場所
  • 日当たり
  • 目的
  • 成長の度合い
  • 管理のしやすさ

この5点を考えながら、植えたばかりの大きさだけでなく、10年後にどんな高さになるかも考えながら植えた方がいいです。昔流行ったコニファーは、撤去されることが多く管理の難しさも考慮しながら樹種を選ぶことをお勧めします。落葉樹は日差しの強い夏場の太陽を遮って、冬場のぬくもりを受け取れます。目隠しが欲しい部分には常に葉が必要な常緑樹をおすすめします。一番重要なのは愛情をもって育てられる樹が1番ですけどね。

皆様のガーデンライフが素敵なものになりますように。

 

とっても簡単、植木の剪定の仕方!!!

植木の剪定は難しくない、今から植木の剪定をはじめよう

まずは、剪定道具を揃えよう

植木の剪定をする上で準備しておきたいモノがこちら。

  • 剪定用はさみ
  • ノコギリ
  • ごみ袋
  • 脚立(3~4尺あれば2.5m~3mぐらいの木まで届く)

今回ご紹介するのは、自宅に植えたシンボルツリーなどの簡単な剪定です。植木屋さんに頼む程ではないけど、ほっといたら伸びてしまうし、どうしたらいいかわからない人に参考にしてもらいたいと思います。専門の植木屋さんに比べたら簡単ですので、チャレンジしてみたら意外とできるかもしれませんよ。

どの枝を切ればいいの?

剪定について調べると、この枝を切れって書いてありますが、難しく考えずに、

  1. 混み合っている枝
  2. 中心に向かって生えている枝
  3. 中心の根元近くから生えている枝
  4. 交わっている枝
  5. 上に向かって必要以上に伸びてしまっている枝

この基準の中で切っていけば綺麗に剪定ができるはずです。下の図は切るべき枝の名前がありますが、もっと簡単に考えて剪定してみたらいかがでしょうか。

f:id:straycat10dog:20160621091918g:plain

※庭チャンネルより引用(絵が可愛かったので)細かくわかりやすく記載があります。

http://niwachannel.jp/contents/guide03.html

 

 

剪定する枝の位置は?

 正確には切るべき枝というのには名前がありますが、植木屋でもなければ覚える必要もないですし、私もちゃんと覚えてません。私は半人前ではありますが、普段使う事ないですもん。

剪定するときに悩むのが、枝を切る場所。下の写真のように芽が出てきているところを目安に切りましょう。中途半端に切ると樹形が綺麗に見えません。

f:id:straycat10dog:20160621092621g:plain

これぐらいの位置で切ると芽から新しい枝が綺麗に生えてきます。

そして枝を切るときは、あまり残さずに、根元から切ることが基本です。

f:id:straycat10dog:20160621092807g:plain

樹形をコンパクトに仕上げる場合は、枝を落としたり、樹勢の強い樹は、強剪定をする必要があります。樹種によっては5~6mになるものもありますので、自分で剪定できなくなる前に、切っておきましょう。

 

剪定なんてしなくてもいいんじゃないの?と思っている方へ

山を見れば大きな樹が茂っていて、誰も管理していないのに葉が出て花が咲いていますよね。でも、庭に植えられていると、限られたスペースの中でしか成長できませんので、込み合った葉の中で日照不足になり、全ての枝に栄養分が行きわたらず枯れてしまうこともあるかもしれません。風通しが悪ければ、害虫がついて病気になってしまうこともあるかもしれません。それら樹の健康に関するリスクも剪定することによって抑えることができます。定期的に樹高を抑え、メンテナンスのしやすい大きさに維持することで、剪定の手間を軽減することができます。そして自分で剪定することで、楽しいガーデニングライフを送ることもできます。

 

最近はガーデンセラピーという自然療法も書籍になったりしています。

 

 

ガーデンセラピー  心身を癒やす究極の自然療法

ガーデンセラピー 心身を癒やす究極の自然療法

 

 

 樹木があることで四季を感じられ、蝶など自然を強く感じることができます。社会の喧騒の中で揉まれた疲れを癒す場所としてのお庭が根付いてくれるといいですね。

 

剪定で分からないことは質問してください。

 

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シマトネリコはシンボルツリーに向いている?樹高はどれぐらい?

 シマトネリコは伸びる樹です。

シマトネリコははっきり言って伸びるのが早い樹です。植えた時の樹高、枝張りをキープしようと思ったら、年1回は絶対剪定が必要です。伸びない樹はありませんので、伸びてきたらお手入れをしっかりしてあげましょう。

※ H28.9、一番下に追記を記載しておきました。(根っこについて)

シマトネリコ 樹高1.8m以上(根鉢含まず) 株立

 シマトネリコってどんな樹

最近人気のシマトネリコですが、簡単に言えば

『和洋どちらにも合わせやすい樹』です。どこに植えても違和感のない樹。

常緑樹で一年通して葉がついていますが、暖かい地方の木(台湾や沖縄)なので、

関東より東だと冬に葉が落ちる可能性があります。

シンボルツリーとしても活躍しますし、簡単な目隠しとしても利用されます。

 

成長は早く、土壌や環境が良ければ大きくなりやすいです。

ただ、強く剪定することができるので、コンパクトにまとめることも可能です。

価格帯は成長も早いこともあって、高さ2mほどで樹形を気にしなければ数千円で手に入ることもあります。良かったら植えてみてください。

 

 

シマトネリコを植える場所は?

シマトネリコはガンガン日が当たる所よりは、柔らかい日差しが当たるぐらいのところの方が葉やけの心配がなくて葉の色は綺麗にでます。原産地は熱帯地方なので暑さには強く寒い地方だと半落葉になることが多いようです。

根付くまでは、水やりはたっぷりあげましょう。根付いてからは極端に乾燥していなければあげる必要はありません。

 

シマトネリコは樹高はどのくらいまで成長するの?

場所が良ければ15mぐらいまで行くみたいですが、山のような環境じゃないとたぶん無理だと思います。植え付ける時は、2mから3.5mぐらいの大きさが流通量も多いです。

最低年一回は剪定してあげましょう。樹形も整いますし、大きくなりすぎて手がつけられなくなるリスクが減ります。シマトネリコは成長が早く大きくなる樹ですので、1年ほったらかしだと、かなり大きくなります。手入れできる大きさのうちに剪定してくださいね。

 

シマトネリコの日々のメンテナンスで必要なことは?

夏場乾燥が続くようなら水やりする。伸びすぎないように気づいたら切るようにすることです。切るのは簡単なのでバシバシ切った方がコンパクトに整います。3m~4mになると一般家庭でできる人が極端に減ります。2m~3m以内におさえて、少し脚立にのぼって切れる範囲にしましょう。

 

シマトネリコの名前の由来は?

島にある、トネリコ(トネリコという木です)で、シマトネリコらしいです。ほんとかどうか疑わしいですが。ちなみにトネリコは、落葉樹ですのでご注意を。

 

 

シマトネリコのあるある

  • 枯れた報告がほぼないので強い
  • 自分で剪定できないぐらい大きくなったといわれる
  • 病害虫の報告が少ない(芋虫がいたぐらい)
  • 小さい花の掃除が大変
  • 種が落ちて至る所からシマトネリコが生えてくる
  • 屋外の半日陰にあると、葉の緑が濃くなり、モサモサに茂る
  • お施主様にシマネトリコ』と言われたときにさり気なく訂正するか迷う

 

メンテンナス頻度  少ない

 

価格        比較的安価

 

成長の度合い    早い

 

 

といったところです。成長は早いですが、手がかかるのは剪定のみです。すぐ伸びるので失敗しても修正ができます。シンボルツリーとして活用できる主役になる木です。お庭に一本入れてみたらいかがでしょうか。

 

 ※追記 H28.9

葉の成長も早いですが、同時に根の成長も早いです。花壇に植えていたシマトネリコの根が、花壇のレンガを壊し、土間コンクリートを持ち上げたという事例もありましたので、参考になればと思います。

根はいつも見えない部分ですが、5年や10年後に影響が出る可能性もありますので、植える場所、花壇レンガなどは十分余裕をもった場所に植樹することをお勧めします。

 

わからないことは聞いてくださいな。

他の常緑樹はこちらです。

oniwanaruhibi.hatenablog.com

ハイノキを深く掘り下げてみる

 

庭木:ハイノキ(はいのき)  常緑樹 シンボルツリー  樹高:約140cm

ハイノキってどんな木

一言でいえば、『非常に繊細で可愛らしい樹』だと思います。葉は下を向いてうつむいているような表情を見せますが、春先に咲く白い小さな花は、本当に可愛らしく、通る人の目を引き付けます。

庭木としての浸透はまだまだ少ないですが、常緑樹の中では珍しく、非常に成長が遅いので重宝される木だと思います。常緑樹で目隠しまではいかなくても、緑が欲しいところで活躍しますね!

 

価格帯としてはちょっと高めです。成長が遅い木にありがちですが、大きくなるまで時間がかかりますので3mを超えているようなものですと、ウン万円という価格になることも・・・。

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植える場所は?

ハイノキは木漏れ日が当たるぐらいの日差しで十分な日照を得られます。山採りモノは、直射日光がガンガンというよりは、少し当たるぐらいの半日陰な場所で十分です。

畑モノのハイノキは多少の日当たりは問題ないですが、半日陰で育ててあげた方が、葉の日焼けがなく成長しやすいです。

水やりは地面に植えていれば、雨だけで十分ですが、日差しが強い日が続いたり、乾燥してきたら水やりをしてあげましょう。

実際植えてみると、一日中日が当たる場所では、葉が黄色くなって弱ってきてしまったりすることがあります。北側のほぼ日陰みたいなところの方が育ちやすい木だという印象があります。

 

水やりをせずに放置した状態だと、枯れるリスクもあります。

地面の乾燥を防ぐために根の周りを『りゅうのひげ』などの地被植物で覆うこともひとつの対策として活用できます。

 

 

ハイノキの樹高はどれぐらいまで成長するの?

庭木としては1.5m~3mぐらいのものが流通量がある高さだと思います。

樹高は本やHPでは9mとか10mとか書いてありますが、そこまで成長するには何十年って年月がかかりますし、土の状況や日照条件がそろっていないとそこまで大きくなることはありません。

基本的には自然樹形を楽しむ樹だと私は思っていますので、剪定も年一回しなきゃと肩肘をはらなくても問題ありません。

 

日々のメンテナンスで必要なことは?

基本的にはありません。ただ、乾燥には弱い傾向がありますので、乾燥が続いていたら水やりが必要です。剪定も枯れ枝を落とすぐらいで問題ありません。

 

名前の由来は?

ハイノキの灰汁を染物をするときに、色を安定させる役割の媒染剤として使用していたことから由来しています。灰色の木という訳ではありませんので、ご注意をw

 

ハイノキの後悔ポイントは?

今まで植栽した経験から、ハイノキの後悔ポイントを挙げるとすれば、

  • 水やりをしないと枯れる
  • 目隠ししたい場所には不向き
  • 華奢でか弱い印象になる
  • 大きいサイズのハイノキは高額で取引されている
  • 成長に時間がかかるので最終樹形がわからない
  • 南面に植えることはおすすめできない

ハイノキの後悔ポイントとしてはこの辺りが挙げられると思います。

柔らかな印象ですが、華奢すぎてシンボルツリーにした場合には、少しか弱い印象を与えかねません。南面に植えると、葉焼けが起こりやすく、寒冷紗などをかけてあげないと少しかわいそうな印象があります。

 

ハイノキの個人的感想

自分の庭にも植えているのですが、樹勢が弱いので1本だけだと少しさみしい。ただ、全体的に低い木でOKなところや、植木の手入れが苦手でできれば剪定はしたくない、という場合に活躍する樹です。

剪定はあまり必要ないですが、根が浅いところにあり、乾燥を嫌う傾向にあるので水やりはしっかりと忘れずにしてあげていただけましたら幸いです。

 

メンテナンス頻度 ☆

価格       ☆☆☆

大きくなりにくい ☆☆☆

 

といったところでしょうか?緑は入れたいのだけど、剪定や肥料がわかんないから植えたくないという方には比較的おすすめです。肥料はできればあげてもらいたいですが、剪定がないだけでもメンテナンスとしてはかなり楽だと思います。

 

庭に樹を1本入れるだけでも全体のイメージが大きく変わります。植木でお悩みの方は是非一度ご検討ください。質問受け付けてます!!!

 

他の植木は、下のページも見てみてくださいね。

 

伸びにくい常緑樹はこちら ↓ 

oniwanaruhibi.hatenablog.com

 

最近流行ってそうな常緑樹はこちら ↓

oniwanaruhibi.hatenablog.com

 

伸びるけど、目隠しなんかもできる常緑樹はこちら ↓

oniwanaruhibi.hatenablog.com

 

ハイノキや外構の見積もりをしてみたい!という方は、

 

外構工事は基本的に1社のみの見積もりだと、不安になりますよね。

高い買い物をしているのではないか、騙されているのではないかなんて思ったりしますよね。

 

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続・シンボルツリー勝手におすすめランキング~紅葉する樹編~

紅葉する樹といえば!

モミジ、ニシキギナンテンハナミズキヤマボウシ、ナツハゼ、等々、種類はいっぱいあります。紅葉とは落葉広葉樹が落葉の前に葉の色を変えてしまう現象をいいます。四季を感じられるので、シンボルツリーにはもちろんですが、それとは別にもお庭に一本は入れておきたい樹ですね。

 

それでは早速、第5位!

 ナツハゼ

【6か月枯れ保証】 ナツハゼ 0.2m

黒い小さな実がなります。見た目もそうですが、ブルーベリーの仲間です。成長が遅く、自然な樹形を楽しめる樹です。葉の数は多くなく、儚さすら感じさせる樹形、紅葉は見る人の心に語りかけるような優しい印象を与えます。

 

第4位

アオダモ

【6か月枯れ保証】【山林苗木】アオダモ 0.3m

 

 アオダモ 株立 樹高H:2000mm

樹形がなんにしても綺麗です。紅葉というよりは、黄色い葉っぱになって、茶色くなって落ちる印象です。そこまで赤くなる紅葉ではないので、過度な期待は禁物ですが、木肌は見ていて綺麗だと思います。紅葉を楽しむというよりは、樹形を楽しむものだと思っています。
 

第三位

コハウチワカエデ

【6か月枯れ保証】【紅葉が美しい木】コハウチワカエデ 0.7m

庭木:コハウチワカエデ 株立ち

 ハウチワカエデより少し小さい葉の形状からコハウチワカエデとなったそうです。庭木として植えているところは珍しいかもしれないが、紅葉はかなり綺麗です。個人的には、特徴のある葉の形が大好きです。

 大きい樹木だと価格も比較的高価なため、鉢などに入れて高さを出してあげてもいいかもしれません。

 

 

第2位

ドウダンツヅジ

ドウダンツツジ 樹高30cm前後 ポット苗 生垣などにどうぞ!

【ポストカードAIR】ドウダンツツジのポストカード絵葉書ハガキはがき) photo by今西正明

 

背はあまり高くなりにくく、列植されることが多いドウダンツツジですが、1本の大きなドウダンツツジも素敵です。和風なお庭に採用されることが多いですが、この小さい花も可愛らしく、紅葉も非常に美しい樹木です。剪定や消毒をする手間を考えても、おつりがくるぐらいの綺麗さです。

シンボルツリーにはなりにくいですが、自分の庭だったら、どこかに植えておきたい樹です。

 

 

栄光の第一位

イロハモミジ

【6か月枯れ保証】【紅葉が美しい木】イロハモミジ 1.0m

イロハモミジ!カエデ 株立ち 樹高1.5m前後 高価な株立ち☆綺麗な樹形♪

 

もはや定番の第一位であまり面白くないかもしれませんが、個人的主観にもとづいていますので優しい目で見てやってください。

紅葉はやはり綺麗、庭木としたら植えやすく、育てやすいですが、病気や虫にかかりやすい一面がありますので、お手入れが必要です。和風でも、洋風でもどちらにも合うこの樹はベストオブ紅葉樹です。

今までの経験と、知識ですので、また来年は違う結果になるかもしれません。

 

写真はアマゾンさんよりお借りしました。

この樹はどうなの?という質問も受け付けていますのでお気軽に。

 

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シンボルツリー勝手におすすめランキング

シンボルツリーも年を追うごとに人気になるものや、人気に陰りが出るものなどもあります。この4~5年で私が感じた今是非おすすめしたい植木を新しくピックアップしました。2018年度版も是非ご覧ください。

↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

 

oniwanaruhibi.hatenablog.com

 

 

シンボルツリーとは?

シンボルツリーとは、外構、そして住宅を引き立ててくれる樹木です。木が一本あるかないかで、家の印象は大きく変わります。植物育てるの苦手だからという方もいらっしゃると思いますが、ぜひ押さえておいて欲しい外構のポイントです。

 

シンボルツリーに向いている樹

シンボルツリーだとある程度の大きさがある木で、葉も茂り、見栄えのする木がいいと思います。例えば、シマトネリコハナミズキヤマボウシ、モミジ、エゴノキ、カツラ等が該当します。その中で勝手におすすめランキングを作ってしまいますので、お住まいの地域、気候によっては植樹不可能な可能性もありますので、ご確認お願いします。

 

お客様からの要望で多いコト

伸びない、葉が落ちない、お手入れがいらない、という無理難題をちょくちょく耳にしますが、伸びない木はありません。木も生き物ですので、お手入れしてあげないとえらいことになります。極力剪定をしたくないという方は、成長が早い、遅いで選んでいただく方法がベストかと思います。

 

それでは、第5位

『ソヨゴ』

常緑樹の中では、比較的成長が遅く、管理しやすい樹木です。小さい花や、赤い実(雌雄ありますので確認を)もついて見栄えのする樹木です。名前の由来はそよそよと葉がこすれる音から名前がついたとされています。土地柄かもしれませんが、虫がついている事例がありましたので、消毒や殺菌などを定期的に行っていきたいですね。

 

oniwanaruhibi.hatenablog.com

 

第4位

アオダモ

堅く強度があるが、粘りがあり曲げることができるという性質から、バットの木として有名です。落葉樹ですが、小さい花がなんともかわいい樹木です。成長は比較的遅いですが、ほおっておくと巨大な木になりますので、ある程度の高さで剪定が必要です。日本では、北海道から九州まで広く生育しています。紅葉の時期になると葉が黄色になって落ちていきます。個人的には、樹形、木肌が綺麗なので、葉が落ちてからも楽しめる木だと勝手に思っています。

 

第3位

『モミジ』

樹形、紅葉、見た目では最上位に位置する樹木だと思います。モミジの自然な樹形は、和風だけではなく、洋風住宅にも適しています。素晴らしい紅葉、新緑の緑は他の木の追随を許さない美しさです。その美しさの反面、虫に好かれます。絶対とはいいませんが、準備だけしておいても損はありませんね。メンテナンスの面では不利な木ではありますが、モミジの魅力を楽しむ価値はあると思います。イロハモミジ、ヤマモミジ等種類はありますが、イロハモミジがごく一般的だと思います。ノムラモミジは紅葉しませんので、ご注意を。(元から葉が赤いからです)

 

第2位

『ハイノキ』

比較的暖かい地方の木になりますので、関東では冬場、葉が落ちる可能性があります。なんでハイノキかと思うかもしれませんが、近年の需要として、成長が遅く、葉も少ない、剪定の手間がかからないという3拍子揃った木になります。常緑樹の中では成長がかなり遅いので、剪定はほぼしなくてもいいです。ただ、根が浅く、乾燥に弱いので、暑い時期は水やりは必要。半日陰ぐらいが一番適している木です。他の木に比べると、見た目もひょろっとしていて、弱弱しい見た目通り、枝枯れなどが起こる可能性は高いですが、管理のしやすさとしては木々の中では上位です。

 

oniwanaruhibi.hatenablog.com


 

第1位

シマトネリコ

和洋問わず、庭木として植えられることの多い木です。常緑樹で、樹形が良く、葉が茂り、夏場は木陰ができる木です。この木は、本当に病害虫に強く、強めの剪定にも耐えられます。成長が早いので、剪定は必要ですが、枯れるリスクが非常に少なく、育てやすい木です。庭木初心者でも気軽に植えられる木です。苗木から育てても比較的早く伸びてきますので、DIYで育ててみるのもいいかもしれません。

 

2018.12.20 追記しました。

この記事を書いた時には人気だったシマトネリコも、今では植えることが少なくなりました。現在は、成長が遅く、自分で管理をしやすい樹を選ばれるお客様が多いです。背景には生活スタイルの変化が影響しているのだということは重々承知していますが、シマトネリコ自体は良い樹だと今でも思っています。

植える場所や、大きさについての理解は、プロの視点で説明する必要がある樹であることは間違いありません。

 

 

oniwanaruhibi.hatenablog.com

 

まとめ

独断と偏見と経験で勝手にランキングを作ってみました。なんだかんだ言っても、植えて評判がいいのはシマトネリコかなと思っています。←成長早いけど。手入れや水やり、消毒など、木はどうしても手がかかるものですので、ご理解の上、庭木を植えられることをおすすめします。この木はどうなの?というのも言っていただけたら、わかる範囲でお答えします。

写真はAmazonさんの商品からです。

 

oniwanaruhibi.hatenablog.com

 

新しく紅葉する木編も作ったのでどうぞ。

 

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