嘘はつけない庭屋の本音

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合い見積もりすると、外構価格は高くなる!!!



現役エクステリアプランナーから見た、相見積もり!!!

エクステリア業界に入って、もう、10年以上。今までの経験、知識、を生かして、上手に外構工事をするコツを伝えていこうと思います!

今回は相見積もりについて!!!

『外構って相見積もりしなきゃ損なんでしょ???』

『他社の図面と見積もりあるから、安くして!』

『相場の値段がわからないから相見積もりします!』

 

なんて言葉をよく聞きますね!

外構業者もいっぱいいますので、経験上最大で7社に合い見積もりをとっていたお客様を知っていますw

 

そんな、相見積もりですが、いいこともあるけど、業界全体としての悪い慣習でもあります。エクステリア業界として取り組むべきところですが、お施主様になる皆様も是非ご興味お持ちいただけたら幸いです。

 

では行ってみましょう!

 

相見積もりするのってどうなの?

エクステリアプランナーとして生きてきた社会人生活ですが、だいたいどこの業者も図面作成から見積もりまでは無料で行っている業界です。

図面の作成はお金がかかりますし、無料といえど、設計、営業、積算が仕事として動かなくてはいけません。

 

私は、

相見積もりを否定することはありません。

 

相見積もりの目的が何か?という部分が一番重要です。

 

  1. 金額を安く抑えたい ← ぼったくられてないかの確認ならOK
  2. 他社のデザインを見てみたい ← これは必要
  3. 他社の図面を流用する目的で相見積もりする ← モラル欠如の論外

 

3番の他社(図面が描けないが安い業者)への横流しは、非常に残念ではありますが、外構・エクステリア業界では日々頻発しているのは事実です。

私たちプランナーは図面を描くために、今までの経験や知識を生かして作図していますので、他社に図面を持っていかれたり、まったく同じような現場ができていると、とても寂しい気持ちになります。

3だけは是非やめていただきたいと思います。

 

 

2番、他社のデザインを見てみたい気持ちはどなたでもありますし、好みの問題もあります。営業と合うあわないもあります。デザインを見比べて納得した業者に依頼することは、必要なことだと思います。

 

 

1番、ぼったくられてないかの確認程度の相見積もりなら全く問題ありません。

 

ただ、値段が1万円でも安くなればいい、という気持ちで10社に見積もりを頼んだとすると、その10社は1件の工事を取り合う形になります。

 

そして10社中9社は仕事が取れずに、合い見積もりにかかった経費だけかかってしまいます。それは会社が負担することになるんですが、会社の利益率が下がるので、将来の外構工事価格に上乗せされることになります。

 

つまり業界全体でみると、相見積もりばかりになると、全体の収益は減る一方になりますので、外構工事費用に上乗せされている形になります。

 

相見積もりが必要最低限であれば、エクステリア業界全体のコストは縮小されて安価な外構工事を提供できる未来があるのではと思います。

 

そして、やるやらないの判断は早めにしていただけることが、無駄な時間を割かなくていいので、この業者さんには頼まないかなって思ったら、すぐお断りの連絡をいれてあげてくださいね。

 

 

相見積もりの注意するべき点!!!

  • 値段だけで比べることはNG(そこまでの価格差はないはず)
  • 安ければいいかという問題もある(機能・性能・素材の差)
  • 相場の価格とかけ離れて高額なケースはめったにない
  • 信頼できそうな営業に頼むことがベスト

 

損してるんじゃないかという気持ちが相見積もりを掻き立てる。

私だけ合い見積もりしてないから、高い費用を払って工事することに。。。

業者がわからないから、合い見積もりできない。。。

デザインできる業者が見つけられない。。。

どこの業者がいいかわからない。。。

 

という方にはこちらがおすすめ

同時に数件見積もりをいただくことも可能です。

 

その際には上記のことに注意して、相見積もりしてみましょう☆

 

わからないことはコメントください!!!